「日本婦道記」の初出掲載 どう数えても30作品しかない!
このたび、「周五郎と二人の妻」という動画を作るにあたって、「日本婦道記」シリーズの来歴や、発表年月などを調べていましたら、どうかぞえても30作品しか出てこないのです。青空文庫に紹介されている作品は31作品。また山本周五郎氏の元編集者で後に研究書をたくさんお書きになっている木村久邇典氏も31作品だと書いておられる。
初出掲載をひとつひとつ見ていくと、どうしても30作品しかない。後に改題されたも作品もあるので、ひとつひとつ、旧題と改題をチェックし、丹念にみていってもやっぱり・・・30作品。 どうなってるんだろう、しばし絶句。
ところが、ひとつだけ、あったのです。
「菅笠」です。
これは 新潮社版 1981年の全集 にも含まれていましたし、全31作品として 同じく新潮社版 2013年の全集 「第四巻 小説日本婦道記」にも入っていました。
なんとこれが、「良人の笠」という題で昭和20年出版の《単行本》に収められていたのです。他のすべての作品は『婦人倶楽部』という月刊雑誌に初出掲載されていたのですが。 《単行本》の「良人の笠」には「日本婦道記」なんてどこにも書いてないし、しかも全集の「日本婦道記」には、「菅笠」と改題されて入っていたのです。
ああ、
考えてみたら、今回の動画でこれはそれほど重要な点ではなかった。でも数字や年月日は、正確でないと、動画そのものの信ぴょう性が低くなると思い、とことん調べてしまいました。それにはとても時間がかかって・・・その先へなかなか進まなかった。「なにやってたんだろう」と冷静になった今、反省することしきりです。
「日本婦道記」は周五郎氏が世に認められるようになった作品、直木賞の対象作品ですらあったのですが(辞退されました!)現代女性の一人としては、その婦人たちの心意気には足元にも及ばず、自分には遠いもののような気がしてしまいます。
さて、次はどんな作品を読んでいきましょうか。ありがとうございました。


“風鈴”という作品、「YouTubeにアップしていましたが、先般削除したものです」と書かれてあり、この頁で見つけて聴くことができました。
私には勝手に“私のバイブル”と名付けた本があります。「自己教育の処方箋」(高橋巌・著)。この28頁から29頁にこう書かれています。「本当にいい先生というのは、例えば公立学校に勤めている先生ですと、子どもたちから慕われて、他に行かないでくれ、と子どもたちからも父兄からも言われるような先生です」と。
この作品に書かれている内容と全く同じです。他にも私が子どもたちと関わって得た経験と同じことが書かれるいる箇所がいくつもありました。感動し、涙にむせました。第二の“私のバイブル”です。
ここにアップしていただき、本当にありがとうございました。
伊那修太様
コメントをお寄せいただき本当にありがとうございました。また”風鈴”をお聴き下さりとても嬉しいです。文面から教育関係に携われて来た方と推察いたしました。真剣に子供さん方と向き合ってこられたのだろうと思います。伊那様がバイブルとおっしゃる本を探してみましたが、見つけることはできませんでした。それでも著者の「高橋巌」氏がシュタイナーの研究者だといつことが分かりました。伊那様はたくさん本を読まれ、勉強されてお仕事を全うされているのだなぁと思います。山本周五郎氏の作品にも教えられるところが沢山あって、自分も学んでいきたいと思っています。ありがとうございました。
「討九郎馳走」を聴きたくてここに来ました 良いお話でした
しばらくの間 どはまりしそうです
kazuo inui様
「MMC SUKOYAKA のホームページ」においで下さり、ありがとうございます。こちらにしか掲載していない作品もありますので、お楽しみいただけましたら幸いです。また「ブログ」にも雑感を少々書いております。YouTube共々よろしくお願い致します。